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ドイツ繋がり映画と本…次は何が来るのか

ようやくチョコレート祭りが済んだと思ったら、春めいた色のあられや菱餅が店先に並ぶようになりました。まだまだ自重、自粛生活ではありますが、ほんの少し春が近づいてきたようで心が浮き立ちます。

閏年でなければカレンダーの2月と3月はほぼ一緒、来月の今頃はお彼岸、春の楽しみを探しておきましょう( ̄∇ ̄)

 

先日TVで何となく観てしまったのが映画「ジョジョ・ラビット」後からWikiを見ると「アメリカのコメディ映画」となっていました、確かにコメディもあるんだけれど…母親と2人で暮らす10歳の少年ジョジョ、いつも周りからはいじめられていて、心の支えは「ヒトラー」←これがまたファンキーな感じでしょっちゅう登場、本作の監督が演じています。

憧れのヒトラーユーゲント(ドイツ少年団)のキャンプに参加するジョジョは不名誉な事故から「ジョジョ・ラビット」と呼ばれるように…不名誉な怪我で自宅に戻ったジョジョは家の中に隠れているユダヤ人の少女を発見してしまいます…ママには内緒で匿うジョジョですが…(キレイなママだなぁ、とか思って観てたスカーレット・ヨハンソンでした)ユダヤ人の本を作るとかやってるところまでは笑いながら観てましたが…途中不覚にも泣きそうに…いろんな意味で面白い映画でした。

 

ちょうど読もうと思って手元にあったのが「いかさま師ノリス」クリストファー・イシャウッド著・木村政則訳/白水社。

(1952年に「山師」吉田健一訳、1986年「ノリス氏の処世術」北村弘文訳で出版されていたものの新訳、どちらも未読でした)

舞台は1930年代のベルリン、汽車旅の中で立派な身なりをした教養人ノリス氏と知り合った主人公はノリス氏に魅かれ、様々な関わりを持ち自分自身も思わぬ役割をしている事に気づいた時には…

これもまた最初は笑って読んでいたのですが、最後にはゾッとするという…そして本書の内容の後の時代が「ジョジョ・ラビット」に繋がっていくのです。

偶然とはいえ、何だか怖いなぁと思った2月のまだ寒い夜の事でした。

 

 

 

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