小説、ノンフィクションなど46冊を買取
マグカップのコーヒーが冷めにくくなって春を感じる最近です。
気がつけば4月、まだ身体に馴染んでいないスーツを着ている人も目にします。まだ新人と呼ばれた頃、(はるか昔)失敗した事、迷惑をかけた人などを思い出し1人嫌な汗をかいてみたり…こちらも身を引き締めて仕事しなければ!(毎年)と味が引き締まる思いです。
オリンピックの聖火も今週は愛知、三重、和歌山と着々と日本を回って行きます。各都道府県を廻る4ヶ月、こちらも日本一周できるような気持ちでダイジェストを見ています。開催には様々な意見もあるようですが、やるからにはこちらも(画面越しではありますが)しっかり応援したいなぁと思っています。
なかなか思うような旅行とかもできず(自己判断で控えていますが)、先日の買取にあった本を開いたら…
「ポップス大作戦」武田花のフォトエッセイ集。
モノクロの写真家として知られる武田さんのカラー写真とエッセイ、どこから読んでも見ても大丈夫!
有名な観光地とかの写真では無く、どこの町にもありそうな寂れた路地を入ったところ、ちょっと忘れられたような場所を切り取られたような写真なんだけれど、魔法がかかったように何故かカラフルに見えてしまう…きっと同じような風景を見ているはずなんだけれど、それをカメラで撮ろうとは思わない(なんで写真を撮ってるんだろう?とも思われそう)
オレンジ色のピンポン球やすりガラス越しの花とか…見て読んで元気がもらえる本書でした。
ご本人さんの情報を写真家としてしか知らなかったので、Wikiやらなんやらみてみたら武田泰淳さんと武田百合子さんの娘さんでした( ̄∇ ̄)武田百合子氏のエッセイに登場、週末に迎えに行くとか書いてあったのは中・高と寄宿舎生活だったからなんだと合点。結構クセが強く描かれていた記憶もよみがえり、どうりでご本人もエッセイが面白い、ピーマンが喉に貼り付いてしまうとか…ピンクのゴスロリの話とか…
久しぶりに「富士日記」(文庫本全3巻)を読み直してみようかと思った次第です。