公開決定!公開延期のはざまで…
昼間の風が心地よい5月も半ばとなりました。例年なら今頃まで咲いていたハナミズキも連休前から咲き始め、今ではすっかり青々とした木になっています。今年の花暦はちょっといつもとは違うよう、植物だけではなく人の身体も寒暖差やらに大いに影響を受けて自律神経が乱れがちです。個人的には不調を整えるべく長めの散歩や旬の野菜を使った料理を食べるようにしております。
新型コロナの影響で公開が延期になっている映画も多い中、ジョニー・デップ主演の映画「MINAMATA」が9月に公開決定のニュース!早速予告編を観ました。世界に水俣病を知らしめた写真家ユージン・スミス役を演じるジョニデ!短い予告編でしたが、この映画はいい予感がします(´∀`)
しかしっ!気がつきました…水俣病に関する本を読んだことが無い事に…まずは「苦海浄土」石牟礼道子著、読み出したら止まらなくなり一気読み。登場人物たちは熊本弁で生い立ちや生業、発症から現在に至まで…
あとがきを読んで本書は「聞き書き」では無いという事を著者が語っていましたが、とにかく、なんだかすごい本でした。
さすがに続けて公害関係の本を手にとる気にもなれず、積ん読しといた山から一冊。「断絶」リン・マー著・藤井光訳/白水社。
帯には、中国発の未知の病「シェン熱」が世界を襲い、感染者はゾンビ化し、死に至る…中国系米国作家が放つ、震撼のパンデミック小説!
日本で発売されたのが最近なだけで、本作は2018年に発表されたもの…胞子を吸い込む事で感染する「シェン熱」末期症状は過去の記憶にある行動を延々と繰り返すというもの、母親だった人は延々と夕食のテーブルセッティングをし、家族はテーブルについて、待ち続ける…
主人公のキャンディスはニューヨーク最後の住人となるも、ある生存者グループに拾われ安全な「施設」を目指す事に…行き着いた「施設」とは…
これもまた一気読みしてしまい、すっかり寝不足。(こういう積み重ねが体調不良の原因に…)
今回はなんだかタイムリーな本2冊のおすすめ!寝不足注意ですよ〜!