梅雨の間に間に読書と散歩
早めの入梅に身体は慣れないまま、祝祭日の無い6月に入りました。湿気がつらい時期ではありますが、体調管理には十分気をつけて乗り切りましょう( ´ ▽ ` )
ちょっと前に誘われて低山登山、景色の良さと、散歩とは違って坂を無心で登って行くのは心地よく…現在は基礎体力を上げるべく小さなトレーニングを積み重ねております。前回はスニーカーでも行ける低山だったのですが、トレッキングシューズだと脚には優しいらしいので早速購入!山頂で皆がリュックから出すモノが全てドラえもんの秘密道具のように珍しく楽しく…山で使う道具は全てコンパクトで軽量!「沼ですよ…でも、楽しい沼です!」の言葉で道具にもハマってしまいそうです。
自分が関心を持っているからか、ニュースでも山での事故や遭難などが目につきます。閉塞感のある生活が続いているので、誰も考えることは同じような…無理の無い計画でご安全に!
さて来月は第165回の直木賞・芥川賞の発表予定、過去の受賞作の一覧を眺めながら未読の本も結構ある事に気づき、全制覇をしてみようかと(⌒▽⌒)まずは直木賞からっ!
昭和10年から始まった直木賞ですが、戦前のは未読がどうも多い…果たして販売されているのか?図書館のお世話になりそうな予感もありますが、気になるタイトルから…第91回(1984年)連城三紀彦の「恋文」は読んでいるのに何故か難波利三の「てんのじ村」は未読、探すもなかなか見つからず、ようやく手に入れて読む事しばし…
大阪は西成区山王町が「てんのじ村」の舞台、時代は戦中戦後。鉄の供給で通天閣解体され、その姿は無かった頃から話は始まります。芸人ばかりが住む長屋での泣き笑いの日常が描かれているのですが、テンポの良いやりとりと話の筋にもらい泣きした本書。
実際には300人以上の芸人が住んでしたという「てんのじ村」ミヤコ蝶々や人生幸朗、海原お浜・小浜も育ったという地区。阪神高速道路の建設で立ち退きなどもあり、現在は石碑がひっそりと建っているばかりです。
全制覇まで時間はかかりそうですが、さすがに直木賞受賞という安心感もあって(ハズレは無いだろうという見込みですが)探すのにも楽しくなりそうです。