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暑い夜もクールな本さえあればなんのその!

あっという間に7月も残すところ1日…バタバタしているうちに8月を迎えようとしています。朝の通勤時の日射しは夏本気モードでジリジリと首の後ろも攻めてきます。こっそり保冷剤も仕込んではあるのですが、カイロと違って保冷剤は15分もすると常温になってしまいます(首に掛けるセルフ扇風機を購入すべきかずっと迷い中)建物に入れば冷房は効いていて…この温度差にやられるのが毎年…身体が慣れてくる頃にはお彼岸になってたというのも例年、マスクも大事!水分も大事!な今年の夏です。

 

さて夏休み用積ん読の山の中にあったのが、第165回芥川賞候補の帯付。

「彼岸花が咲く島」李琴峰著/文藝春秋

日本語を母語としない作家が受賞するのは楊逸さんに続いて2人目、台湾出身の作家さんです。

彼岸花が咲き乱れる架空の島、ノロと呼ばれる女性たちが祭祀をとり行う島に流れ着いた一人の少女と、ノロに憧れる少女と少年。女語と呼ばれる言語とニホン語と呼ばれる言語、不思議な文体で本書は構成されています。

寝る前にちょっとと思って一気読み( ´ ▽ ` )後から帯を見て(読む時は外しているので)これは受賞するかも、と思ったらちょうど次の日に発表されました。

 

次に読んだのが「サハマンション」チョ・ナムジュ著・斎藤真理子訳/筑摩書房「四月のミ、七月のソ」キム・ヨンス著・松岡雄太訳/駿河台出版社

「サハマンション」舞台はタウンと呼ばれる架空の国、タウンから排除された訳ありの住民たちとその生き様を描いたものですが、ちょっとSF、ディストピア小説のよう。最後に大きく裏切られ…(これもまた一気読み!)

「四月のミ、七月のソ」は2009年李箱文学賞受賞作「散歩する者たちの五つの楽しみ」他10篇。

一つ一つが優しくふわっとしてるのだけど、短編が最後には見事に繋がって…

お二人とも他の作品を読んでいたので期待大で読み始め、どちらも裏切ることは無く…寝不足であります。

 

積ん読の中にはまだ莫言氏の本と地獄関係(!)の本が待っているので、まだまだ寝不足の夜が続きそうです。

 

 

 

 

 

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