身体にも心にもたっぷり栄養補給中の秋！
あっさりと酷暑が終わり、急に涼しくなって長袖を引っ張り出してきたりと寒暖差の激しい秋の始まりです。
夏の疲れは体の表面だけでは無く、お腹にも…とりあえず良いとされている発酵食品を食事ごとに1品は食べるように心がけています。もう少ししたら酒粕も登場するので、お味噌汁や焼き魚にと大いなる活躍が予想されます。（最近は酒粕のお菓子も見かけるようになりました）お酒が飲めない人でも、アルコールをとばせば（電子レンジなどでOK）いろんな料理に使えます。
汗で本がベタベタになる事もないので快適に読書が進む日々、気がつけば積ん読の山もだいぶ低くなってきました。
ちょっと心のデトックスをしたい方におすすめが、この本。
「国道食堂」小路幸也著/徳間書店
と表紙をじっくりみて今気づきました！2段組みタイトルの下に小さく、「2nd season」の文字…まさか？
外した帯もしっかりみたら…1st seasonの表紙が…やってしまった(T_T)読んでいて何の違和感もなかった。今から前作を探して読んでみるとします。
国道沿いの食堂の中にはなぜかプロレスのリングが…元レスラーが店主を務める食堂には沢山のメニューといろんなお客さんが…こう云うのを書いたらもう吸引力の半端ない著者の新しいシリーズ（という事に今気づいたわけです）
ほっこり、じんわりしたい秋にオススメ！
「ディディの傘」ファン・ジョンウン著：斎藤真理子訳/亜紀書房
2019年小説家が選ぶ今年の小説第1位！5•18文学賞、第34回萬海文学賞受賞作、「セウォル号沈没事故」「キャンドル革命」が背景にある本作。（本作ではあえて三人称に彼女という文字を使っていないので読んでいて混乱しないよう注意してください）
背景をしっかり調べてから読めば良かった…というわけで再読要でございます。
「菜食主義者」ハン・ガン著：きむふな訳/クオン
こちらは新しい韓国の文学シリーズの第1作、タイトルの「菜食主義者」は韓国で最も権威のある文学賞、李箱文学賞受賞作品。「蒙古斑」「木の花火」の2作とも全てつながっている作品、本書自体が1本の長編である事に気づきます。
突然、肉が食べられなくなった妻、日々衰弱していく妻に周りは…
このシリーズは今旬の韓国の作家がずらっと並んでいるので、少しづつ読んでいく計画です。
食欲も読書欲もなかなか旺盛な秋の始まりなのでした。
