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シリーズで読む韓国文学は底無し沼…でした

秋のお彼岸となりました。昨日は秋分の日だったので昼と夜の長さが同じ、これから日没の時間も早まり秋も深くなっていきます。この時期スーパーの店頭に並ぶのが「おはぎ」(⌒▽⌒)あんこやきな粉に包まれたベーシックなものから、白あんに野菜のパウダーで着色したカラフルなおはぎまで…どれでも良いです…

ただでさえ新米の美味しいこの季節、三食米を食べて、オヤツも米では流石に肥る…おはぎ食べたさに夕食は米抜きでございます。今待ち遠しいのは「新蕎麦」秋はお腹も忙しいのでした。

 

さて先日の積ん読から一冊。

「設計者」キム・オンス著:オ・スヨン訳/クオン

「新しい韓国の文学」シリーズ06の本書、先日著者の「キャビネット」を読んだばかりだったので期待大で手に取りました。

549p!結構な厚さでしたが、息つく間も無い感じで読み進め結果、一気読み。(翻訳も良いのか伊坂幸太郎の本みたいな読み方でした)32年前に修道院のゴミ箱に捨てられていた赤ん坊は時を経て一流の暗殺者に…「キャビネット」は少しSFっぽいところがありましたが、本書はまた違うテイスト。読み応えたっぷりのエンターテイメント小説でした(´∀`)

 

2冊目は、

「都市は何によってできているのか」パク・ソンウォン著:吉川凪訳/クオン

「新しい韓国の文学」シリーズ05

短編集かと思いきや、最後には時空を超えて繋がってしまうというトリッキーな作品集。これもまた一気読み(⌒▽⌒)

まだ日本語未訳の作品が多い作家さんのようなので、これからも目が離せません。

 

3冊目は、

「アオイガーデン」ピョン・へヨン著:きむ ふな訳/クオン

「新しい韓国の文学」シリーズ16

8つの短編集からなる本書、どれも怖いというかグロテスクな印象なのだけれど、吸引力がすごい。全然先が読めないものばかり…夜読んでいて怖いのだけどやめられなくて…

 

まだ手元には「新しい韓国の文学」シリーズがあるので当面読む本には困らないとか安心していたら、どれも一気読みしてしまうので、一日2冊位は読めてしまう。困った事です、また本を探さなくては…

 

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