美味しいコーヒーと本さえあればご機嫌に…
温かいコーヒーが美味しいこの頃、本日10月1日は「国際コーヒーの日」
お米に「新米」があるように、コーヒーも10月1日以降に収穫されたものは「ニュークロップ」と呼ばれるそうです。
おりしも天候不純や巣ごもり需要などの影響で店頭で販売されている豆などは今日から値上がりというニュースも(T_T)
コーヒーの消費が多い我が家でもダメージはありますが、ちょっとした工夫を先月からしていまして(´∀`)
家でコーヒーを飲んだら1日分として100円を専用貯金箱へ!これで2月おきに購入する(だいたい2㎏位)際の足しにするという作戦!なのでした。
さて先週の積ん読本から2冊。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」パク・ミンギュ著:吉原育子訳/クオン 新しい韓国の文学12
以前著者の「三美スーパースターズの最後のファンクラブ」を読んでいたので期待大で読み始めました。
がっつりの恋愛小説か?と思いきや、登場人物の設定が…後半泣きました、そして驚きの結末!違う意味でその晩は中々眠れませんでした。471pの圧巻ですが、驚きの吸引力!ラヴェルとビートルズの曲をBGMに…
「三十の反撃」ソン・ウォンピョン著:矢島暁子訳/祥伝社
昨年「アーモンド」で本屋大賞翻訳小説部門第一位に輝いた著者の待望の第2弾!
主人公のジヘはソウルオリンピックがあった1988年生まれ、その年にいちばん多かったという「ジヘ」という名前を付けられ、正規社員になるべく、インターンという立場で働くことに…またこのインターンという雇い方も、給料は安く会社には都合良い制度になっていて主人公は我慢する事ばかり…そんな会社にインターンとして入って来たのが謎の多いギュオク。
仕方なしに入ったウクレレ教室やチキン屋山でのやりとり、恋愛小説の要素も少しだけ交えて…
韓国には「八八万ウォン世代」という言葉があるそうで、大学を卒業しても定職につけず、非正規のアルバイトなどのわずかな収入八八万ウォン(日本円で約八万4千円)で暮らす人々の事を指すのだそう。
理不尽な社会にほんの少しだけ反撃していく様子は読んでいて、こちらも勇気をもらう感じでした。