一座の重み…憧れの山々を間近で(⌒▽⌒)
春からボチボチ始めた低山登り(⌒▽⌒)今年は最後かなぁと思いつつ、登って来ました。
標高1600m、山頂はなだらかでハイジ(古いっ!)が出てきそう、ナナカマドや草紅葉の葉は赤くなりかけて、空が近いのと360度周りは憧れの高い山という景色に圧倒されました。(TVでも山の番組はたくさん見ているのに、この一座の体験は大きかったです)
平日の日帰り登山でしたが、山頂には結構登山者もいて、人気の山であったようです。
悩みに悩んで購入したオシャレ合羽とリュック、使って見てわかる事も多く、次回はココとココをアレして…などと考えつつ無事下山したのでした。以上近況報告( ´∀`)
ここしばらく、アジア本の紹介が多かったので今回はこれっ!
「結 妹背山婦女庭訓波模様」大島真寿美著/文藝春秋 (ゆい いもせやまおんなていきんなみもよう)
直木賞受賞の「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」の続編となります。前作では近松門左衛門の硯をもらった穂積成章が、近松半二として浄瑠璃作家としてもがいていく内容でしたが、待望の続編、今回は半二の娘と半二の弟子たちが主役です。
帯にある「群像時代小説」の文字通り、みんなが主役、いろんな人間模様が絡まって…気になるあの硯の行方も…
圧巻の319頁!一気読み必死!(山に行く前日に読む本では無かった…寝不足になりそうにw)
もう一冊が
「思い出袋」鶴見俊輔著/岩波新書
新刊屋さんレジ近くに置いてあることが多い、岩波書店の冊子「図書」本書連載だった「一月一話」の集成と書き下ろしの新章が加わった本書。
著者80歳を越えてから7年にわたって綴ったもの、その感性のしなやかさ、記憶力(記憶容量もすごい)に驚きつつ、エッセイを次から次と読んでしまいそう…内容は専門の哲学の話から漫画や映画までと多岐にわたります。
本書に登場するイギリスの作家W・H・ハドソンの「緑の館」というのが気になり、オードリー・ヘップバーン主役で映画化もされているという記述に、本と映画を探してみようかと思っています。
山であった事を噛みしめつつ、日常へと戻り、また読書三昧の夜が始まります。