美しい人々が住む美しい村の映画を見ました
すっかり暗くなる帰り道、クリスマスのイルミネーションに癒されながら、昨年もこんなに明るい景色があったかなぁ?と一年前の事もしっかり忘れている自分に気がつくわけです。(昨日食べた物はかろうじて思い出せます笑)
最後の一枚、カレンダーを眺めながら仕事やら掃除の段取りを考え、正月本の用意もしなければ…と気持ちばかりが焦ります。こんな時はちょっと映画でも見て一旦落ち着こうと…タイトルで選んだのが、「世界で一番美しい村」監督石川梵
短い予告編を見てから、いざ観賞…2015年ネパールを襲った大地震、壊滅的な被害を受けた美しい村ラプラック。断崖絶壁で蜂蜜を取るハニーハンターの画像から映画は始まります。「我々は神々に守られているのでハチに刺されたり、滑落することは無い」マントラを唱えながら蔓と木で作った梯子で崖に出来た蜂の巣に近づくのですが、どう見ても崖がオーバーハング!信じられない様な状態で蜂蜜を採取する様子は見ていても背中がゾワゾワ…
震源地のラプラックの村に住む少年アシュバドルとその家族、地震で夫を亡くした村にたった一人の看護師ヤムクマリ…
何故今までこの映画を観なかったのか?と自問自答しながら幼い兄妹のトリコになり、結局3回見ました。
続編も予定されているようで、劇場公開が楽しみです(⌒▽⌒)
さて今週の積ん読から一冊
「鬼 文豪怪談ライバルズ!」東雅夫編/ちくま文庫
泉鏡花、円地文子、京極夏彦、坂東眞砂子、田辺聖子、小松左京などなど…
「雨月物語」に登場する青頭巾(カニバリズム)をテーマにした作品はそれぞれ個性のある解釈で面白く、小野篁(井戸を通って夜な夜な閻魔庁に出張?していた人)を主人公にした作品や手塚治虫の安達が原も読み応え有り!
短編集だったので移動途中などの隙間時間に読んでしまいましたが、再読予定の本書。
どうもこのシリーズは面白いのが沢山ありそうなので、(「刀」とか…)帰り道の新刊屋さんチェックの予定です。