33年後のなんとなく、クリスタル/田中康夫
2014年12月30日 category : <高価>古本買取情報
33年後のなんとなく、クリスタル
田中 康夫
買取価格 503円
空前のブームであった「なんとなく、クリスタル」(略して『なんクリ』)
ブランドの名前などがやたら出てくるのと、注釈が多いので良くも悪くも話題になりました。
1980年出版、その時の主人公達は今50代になっています。
『なんクリ』が流行った5年後くらいから、世に言う『バブル景気』が始まったのでした。
物はあふれる程あったけれど、豊かな時代であったかは今考えても疑問な時代。
クリスマスやお正月の行事なども、とにかくお金をかける、かける…
100万円位のお酒はザラであったとか、10万のおせちとか…
マスメディアもとにかく消費させる方向で煽っていました。
恩恵にあずかった覚えがないので、話に聞くだけなのですが…
ちなみに肩にかける携帯電話が発売されたのもそのころ、懐かしもの特集のTVに良く出てきて失笑をかうアレです。
その頃の小説だと「羊をめぐる冒険」「コインロッカー・ベイビーズ」など。
ほんのりバブルの匂いがしてきます。
小説も生き物であると思った次第。
今年も残すところあと2日となりました。
皆さま、どんな1年でしたでしょうか?
お正月本(じっくり読み込み系、さらっと笑える系)山ほど用意して読み納め、読み始めの準備完了。
寒さの厳しい年末年始になりそうですが体調をくずさないように良いお年をお迎えくださいませ。
←「ストーリー思考「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める/神田昌典」前の記事へ 次の記事へ「年末年始の休業のお知らせ」→