人類が永遠に続くのではないとしたら/加藤典洋
人類が永遠に続くのではないとしたら
加藤 典洋
買取価格 525円
年々、お正月は短くなるような気がしますが、日常モードに切り替えるのには時間がかかるという不具合発生中です。皆さまはいかがでしょうか?
まだ松もとれてはいませんが、お正月ボケをふっとばす為にも、ちょっとしっかりした本を読んでみました。
タイトルからして若干不安になりますが、眠気も覚めるような内容でした。
3.11以降の原子力保険打ち切りの話題から、ハイデッガー、レイチェル・カーソン、ポストモダンに至るまで…
読み終えるまで、あちこち寄り道(調べ物をしないと理解困難でした)しながらではありましたが、読み応えのある一冊となりました。
「すべての原発は、事故が起きた場合に備えて、上限1200億円の賠償金が支払えるように保険加入が法律で義務付けられている」保険とは何か?リスクとは何か?
ソニーのウォークマン開発時には録音機能が付いていた話まで、すべてが我々にとって身近な話。
あらためて読み直したい本が何冊も出てきました。
そして、著者の『3.11死に神に突き飛ばされる』『小さな天体‐全サバティカル日記』も併せて読書予定です。
「人類は衰退しました」というラノベがヒットしましたが、
「人類が永遠に続くのではないとしたら」あなたは今何をしますか?
←「ニルヤの島/柴田勝家」前の記事へ 次の記事へ「傾奇者歩いて候」→