六花落々/西條奈加
六花落々
西條奈加
買取価格 245円
花粉症シーズンまっさかり!
ですが、何故か今年は症状が出ていない、発酵食品をとるようにしたからかどうかはわからないけど、
現在異常無し!いつもであれば目や鼻を外して洗えるものならばと思うのですが…
おかげで、薬で頭がぼーっとする事もなく仕事もはかどるはず!なんですがね。
また読みたい本がごっそり溜まっていまして、今回は並行読書ではなく一冊づつやっつけていく作戦(-.-)
そのうちの一冊ですが、表紙タイトルにふり仮名付き、「六花落々」(りっかふるふる)
入力しても変換予測には出て来ませんでした。
細やかな表現と緻密な資料でいつも引き込まれてしまう西條那加氏の年末発売の本のタイトル。
平安時代、菅原道真の詩文集に「六花」の文字が出てくるらしく、(ゆき)と読むのだそうです。
室町時代、三条西実隆の日記に「六花落」(ゆきふる)の文字がでてくるそうです。
なんとも趣のある言葉ではありますね。
雪の形を記録し調査した人と云えば石川県の中谷宇吉郎を思い出すのですが、日本で初めて雪の結晶を顕微鏡で観察したといわれている土井利位(下総古河藩第四代藩主、どいとしつらと読みます)
江戸時代「雪の殿様」と呼ばれていたそうです。作中の主人公は殿様に仕える下士の小松尚七ですが、
尚七と藩の重臣鷹見忠常(のちの泉石)は蘭医大槻玄沢、大黒屋光太夫、シーボルトなどの登場によって大きな時代のながれににのみ込まれてゆきます。
上野の国立科学博物館には土井利位の「雪花図説」が展示されているとのことです。
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