読書時々…落語
2015年04月09日 category : エコブックス店長日記
桜前線も日本列島北上中、春本番といったところでしょうか。
例年ではありますが、この時期はやたらと眠いのです…(-_-)zzz
まあホルモンバランスとか、季節の変わり目とかいろいろ原因はあるのでしょうが、なんなら、眠気覚ましのコーヒーを飲みながらでも眠れるくらい眠い…見えない処で人間の身体というのはスイッチの切り替えをジンわりと行っているのでしょうね。
「春眠暁を覚えず」(春の心地良い眠りの為カラスの啼くのもわからなかったよという大意)という中国の孟浩然(もうこうねん)の漢詩もあるくらい、古来より春というのは眠いものです。
これに反して、「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」松下村塾を舞台にした大河ドラマでは高良健吾さん演じる高杉晋作の有名な都々逸。
こちらは明け方のカラスを殺して、ゆっくり朝寝を楽しみたいという遊郭の色っぽい歌です。(今であれば、動物保護団体的な処からお叱りが来そうではありますが…)
古典落語に『三枚起請(さんまいきしょう)』という話があります、これのオチにも使われているので気になる人は上方・江戸両方のを聴きくらべしてみてくださいね。
個人的おススメは柳家さん喬師匠、ちょっと前だと古今亭志ん朝師匠!!
古典落語 (講談社学術文庫)
興津 要
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