土用に漢方を考える
聞き慣れない言葉かもしれませんが、只今、陰陽五行説でいうところの「春の土用」のまっさかり。
土をつかさどる神さまに障るので、土を掘り起こす事や土木事業を開始しない方が良いとされる期間ではあります。
すでに開始されている事は問題が無く、何事にも抜け道はあるようで、間日という神様が留守にする日もあります、5月5日は間日にあたります。(ちなみに土用は5月5日までです)
土用も過ぎると春まっさかりとなるのですが、すでに気温は初夏のようです。
アイスにビールに冷たい物が美味しく感じられる季節です。
暑い時には冷たいものより熱いお茶が良いとか言われますが、ちょっと暑いとやはり冷たい物に手が出てしまいます。
たまたま読んだ本が漢方の本、南伸坊さんが漢方の先生にいろいろな質問をしていく話なのですが、これがめっぽう読みやすい。質問者と同レベルの知識なので質問内容も回答もわかりやすい。
この中で、冷たいものを食べると胃の裏側に張り付くように存在するが膵臓冷える、(膵臓は大量の消化酵素を分泌する臓器)冷えによって消化酵素の分泌が悪くなり、身体は自然と消化の必要のない物を欲するようになる、それが【糖質】であると先生は説明しています。
漢方も陰陽五行に基づいていますね~(*^_^*)
漢方からニーチェ、平賀源内まで最後まで楽しく読める一冊です。
丁先生、漢方って、おもしろいです。
丁宗鐵 南伸坊
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