長くなるのでまたにする/宮沢章夫
長くなるのでまたにする。
宮沢 章夫
買取価格 346円
タイトルが変、相変わらずのユルユルエッセイです。
人の多い処での読書禁止本!自分で書いたメモの内容が意味不明。筆者はアイフォンのメモ機能を利用しているのですが、「間違った場所に出店したスターバックス」「不発弾処理をしていたら財宝が見つかった」「東京電力からのお知らせ」などなど。わからないモノが100以上あるとの話。
タイトルの「長くなるのでまたにする」についてもエッセイがありますが、この中に「植草甚一」の名前が出てきます。久しぶりに目にした名前。若い人には馴染みが無いかもしれませんが、ジャズ、映画、翻訳、そして散歩の名人。ダンディという言葉はこの人の為にあると云っても過言ではありません。複数エッセイ等が出版されているので気になる人は探してみてくださいね。
前回、伊藤若冲などが出てくる「ごんたくれ」を紹介しましたが、宮沢氏も伊藤若冲について書いています。
まあ、全然違う角度ですが、これも読んでいて、そこかっ!とつっこみを入れてしまいました。
宮沢さんホントは凄い人なんだけどね~、演劇論とか教えてたり、脚本書いてたり…
ちなみに先生は「ジーパン」を「デニム」と呼ぶのに抵抗があるらしい。「ジーンズ」にも違和感を覚えるとの事。
寝苦しい夜に軽快なエッセイをどうぞ。
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